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オフショア開発デメリット

ベトナムオフショア開発のデメリットと対策

2026.4.1

エンジニア不足や開発コスト最適化を背景に、ベトナムオフショア開発を検討・導入する企業は年々増加しています。一方で、メリットだけに注目して進めてしまうと、想定外のトラブルや品質問題に直面するケースも少なくありません。
オフショア開発を成功させるためには、あらかじめデメリットを理解し、対策を講じたうえでプロジェクトを設計することが不可欠です。

本記事では、ベトナムオフショア開発でよく挙げられる代表的なデメリットと、実務レベルで有効な対策、弊社モアアジアの対応をご紹介します。

ベトナムオフショア開発の主なデメリットと対策

1. コミュニケーションロスによる認識のズレ

ベトナムのブリッジSEは日本語能力が高く、日常的な会話や業務上のやり取りに大きな支障はありません。しかし、「行間を読む」「暗黙の前提を理解する」「察する」文化は、世界的に見ても日本特有のコミュニケーション方法であり、海外の人が理解するのは至難の業です。これは日本人同士でも起こり得る課題であり、国や文化が異なればなおさらです。

対策ポイント:
・要件・背景・目的を言語化して明確に伝える
・「なぜそれが必要か」まで説明する
・初期フェーズは繰り返し・丁寧な説明を前提とする

プロジェクト開始当初は特に、「少ししつこいくらいの説明」が結果的に認識ズレを防ぎます。時間をかけて関係性が構築されると、徐々にニュアンスも共有できるようになります。

2. 品質管理と納期に対する意識の差

文化や商習慣の違いから、品質基準や納期に対する感覚が日本と異なると感じる場面があります。日本では「言わなくても当然」とされる基準でも、オフショア開発では明文化されていないルールは存在しないのと同じです。

また、開発プロジェクトにおいては、開発途中でお客様からCR(Change Request/変更要望)が追加される、あるいは当初お客様がイメージしていた内容から仕様を変更したいといった要望が発生することは、決して珍しいことではありません。
これはごく自然なことであり、お客様も人間である以上、最初から完璧な仕様を描けるわけではないためです。

ただし、こうしたCRや仕様変更を取り込む場合、当初のスケジュールや工数に影響が出る可能性があるという点は、発注者側も理解しておく必要があります。
特に、CRの影響範囲やスケジュール変更について適切に整理・説明できないブリッジSEやPMが間に入っている場合、要望を断れずにそのまま受け続けてしまい、結果として納期遅延につながるケースも少なくありません。

オフショア開発では、「品質を担保すること」「要望に応えること」と同時に、スケジュール・スコープを守る判断も非常に重要な役割となります。

対策ポイント:
・納期・品質基準を事前に具体的に定義
・CR発生時の対応ルール(費用・工数・納期変更の有無)を明確化
・進捗状況の見える化
・遅延が起きた場合の影響を関係者全体で共有
・品質基準の数値化

これらを曖昧にしたまま進めると、テスト工程で大量の修正が発生し、結果的にコスト・工数が増大するリスクがあります。
品質管理は「バグがないこと」ではなく、「このテスト項目をすべてクリアすること」など、判断基準を明確に定義することが重要です。

3. デザイン・UI/UX感度の違い

IT技術は非常に高いベトナムですが、デザインのトレンドや色彩感覚には国民性の違いが現れます。これはベトナムに限った問題ではありません。日本と同じ感覚で現地のデザイナーに依頼すると全く想像もしていなかったようなデザインが挙がってくることはよくあります。

例えば、国によって以下のような違いがあります。

「Good」「良い」を意味するアイコン
日本:親指を上げた手のアイコン
欧米圏:ニコちゃんマークなど表情のアイコン

「赤色」の文字
日本:良い意味で目立たせる表現
欧米圏:悪い意味で目立たせる表現

また、東南アジア圏などでは、原色を多用したデザインが多く、「淡い色」「パステルカラー」が通じないことも多いです。

対策ポイント
・デザイン指示は色・形・参考イメージまで具体化
・Figma等でデザインを日本側で用意する
・デザイン工程は日本人デザイナーが担う体制も検討

実務上は、デザインは日本側で固め、実装をオフショア側が担当する分業体制が最も安定しやすいケースが多いです。

モアアジアの取り組み

ベトナムオフショア開発の主なデメリットに対して、モアアジアでは以下のような対策を行なっており、お客様には安心してオフショア開発を進めていただける体制を整えています。

1. コミュニケーションロスによる認識のズレ
弊社モアアジアには日本人PM・日本人デザイナー・日本人営業が在籍しており、コミュニケーションコストを最小限にしてプロジェクトを進めていただけます。さらに、日本語堪能且つ日本文化、日本企業に慣れたBrSEも多数在籍しているため、仕様の細かいニュアンスや背景意図までしっかり共有できます。
コミュニケーションに不安や課題を感じた際には、すぐに日本人スタッフへご相談いただける伴走体制を整えております。

2. 品質管理と納期に対する意識の差
弊社モアアジアは、世界各国のプロジェクト実績がありますが、その中でも日本のお客様が多いのが特徴です。日本人PM・日本人営業・CS担当、日本企業との取引に慣れたブリッジSEが在籍しているため、品質基準や業務の進め方は日本基準を前提としています。
またモアグループでは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である ISO/IEC 27001の認証を取得し、国際基準に準拠したセキュリティ体制を構築しています。あわせて、ISO 9001、CMMIレベル3、ISTQBなどの各種認証も取得しています。
金融・業務系システムなど、セキュリティ要件が厳しい案件実績も多く、情報管理・開発環境のセキュリティ対策には力を入れています。

これらの体制により、お客様からは「安心して任せられる」「納期・品質ともに満足」といった高い評価をいただいています。

3. デザイン・UI/UX感度の違い
弊社モアアジアには、日本人デザイナーも在籍しています。一般的なオフショア開発会社では現地デザイナーが対応するケースも多く、完成イメージと乖離したデザイン案が提示されることも少なくありません。
お客様の中には、デザインとシステム開発をそれぞれ別の会社に外注しているというケースも見受けられますが、日本人デザイナーが在籍していることで、デザインからシステム開発までを一貫してご依頼いただけます。
そのため、デザイン面においても国内に依頼する場合と変わらない感覚・コミュニケーションコストでプロジェクトを進めていただくことが可能です。
日本人デザイナーが在籍するオフショア開発のメリット
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モアグループ集合写真

まとめ

ベトナムオフショア開発には、コミュニケーションや品質管理、文化差といった特有の課題があります。
しかし、それらは明確なルール設計や丁寧なコミュニケーションによって十分にコントロール可能です。特に重要なのは、「伝えたつもり」をなくし、言語化・可視化を徹底することです。

ベトナムオフショア開発を検討・実践される企業様は、ぜひデメリットと対策を踏まえたうえで体制を設計してみてください。プロジェクトの進行度・安定性は大きく変わるはずです。

この記事を読んで弊社モアアジアにご興味いただけた際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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