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Salesforceのオフショア開発が増える理由と開発会社選びの注意点

2026.3.16

近年、弊社モアアジアではSalesforceを活用したシステム開発やカスタマイズのご相談・ご依頼が増加しています。背景には、Salesforce需要の高まりに対して国内エンジニアの不足が続いていることや、開発コストと品質の両立を求める企業が増えていることが挙げられます。

こうした状況の中で注目されているのが、ベトナムを中心としたオフショア開発によるSalesforce開発です。コスト面のメリットだけでなく、Salesforceに精通したエンジニア人材の確保や、柔軟な開発体制を構築できる点が評価されています。

本記事では、
・近年、Salesforceのベトナムオフショア開発が増えている理由
・Salesforceのオフショア開発会社を選ぶ際に注意すべきポイント
について、実務の視点からわかりやすく解説します。
Salesforce開発の外注やオフショア活用を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

Salesforceのベトナムオフショア開発が増える理由

理由1:Salesforceの高いシェア率と需要の拡大

そもそもSalesforceとは、セールスフォース・ドットコム社が提供する、CRM(顧客管理)やSFA(営業支援)を中心としたSaaS型クラウドサービスです。営業活動の可視化や顧客データの一元管理を実現できることから、業種・業界を問わず幅広い企業で導入が進んでいます。

Salesforceは全世界で15万社以上に導入されており、CRM市場シェアランキングで12年連続1位を誇ります。また、日本国内においてもCRM市場の約34%を占めており、非常に高いシェア率となっています。

さらに、近年のデジタルシフトやDX推進の流れを受け、SaaS市場全体が急成長しています。
国内CRM市場においても、2020年〜2025年の年間成長率は5.5%と予測されており、Salesforceを中心としたクラウドCRMの需要は今後も拡大していく見込みです。
※2021年7月 IDC Japan発表

こうした市場拡大に伴い、Salesforceの導入・カスタマイズ・運用支援を担うSalesforceパートナー企業も増加しており、2021年時点で日本国内には500社以上のパートナー企業が存在しています。
このことからも、Salesforceを活用した業務改善やシステム構築に取り組む企業が、今後さらに増えていくことが予想されます。

一方で、Salesforceの需要拡大に対して、対応できるエンジニアや開発リソースが国内では不足しがちという課題も顕在化しています。
その結果、開発スピードの確保やコスト最適化を目的として、Salesforce開発をオフショアで対応する動きが年々増加しているのです。

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理由2:日本国内におけるSalesforceエンジニア不足

Salesforceは標準機能だけでなく、業務に合わせた柔軟なカスタマイズや独自アプリケーションの開発が可能な点が大きな特徴です。そのため、本格的なSalesforce開発を行うには、ApexやVisualforceといった専用言語・技術に精通したエンジニアスキルが求められます。

つまり、Salesforceの高い需要に比例して、Apexなどを理解したSalesforceエンジニアの需要も年々増加しているということになります。
新たにSalesforceを導入する企業はもちろん、すでにSalesforceを利用している企業においても、事業拡大や業務フローの変化に伴い、継続的なカスタマイズや機能追加が必要となるため、Salesforceエンジニアの確保は重要な課題となっています。

しかし、日本国内に目を向けると、そもそものIT人材不足が深刻化しています。
みずほ情報総研株式会社の調査によれば、2020年時点で約30万人以上のIT人材が不足しており、2030年には最大で約79万人のIT技術者が不足すると試算されています。

こうした状況の中で、Salesforceエンジニアはさらに確保が難しい職種だと言えます。
JavaやPHP、Pythonといった汎用的な開発言語と比較すると、Salesforceエンジニアというキャリア選択自体の認知度はまだ高くなく、エンジニアスクールや企業内教育においても、Salesforceに特化した体系的な育成ノウハウは十分に普及していません。

また、Salesforceエンジニアの単価が非常に高騰しているという点も見逃せません。2026年時点のフリーランス案件を見ると、Salesforceの案件において月額単価が140万円〜180万円程度という高単価案件が公開されています。これは同時期の一般的な開発言語(例:JavaやPythonなど)のフリーランス案件の平均単価が約80万円前後であるのに対して、ほぼ2倍以上の差がついている水準です。

このように、Salesforceエンジニアの人材は需要が高いだけでなく、その市場価値も非常に高く評価されているため、単価面でも他の開発者と比較して突出した待遇となっています。今後もSalesforce導入企業の増加とともに、この傾向は続くと予想されます。

国内では「Salesforceを活用したい」「開発・改善を進めたい」というニーズがある一方で、対応できるエンジニアを確保できない企業が増加しています。
このような背景から、国内リソースだけに頼らず、海外のSalesforceエンジニアを活用するオフショア開発へと目を向ける企業が増えているのです。

理由3:Salesforceエンジニアを確保しやすいベトナムオフショア開発

これまで述べてきた「Salesforceの高い需要の拡大」「日本国内におけるSalesforceエンジニア不足」といった背景から、日本企業ではSalesforceエンジニアの採用・確保が年々難しくなっているのが現状です。

その結果、国内採用に固執するのではなく、ベトナムオフショアによるSalesforce開発を選択する企業が増加しています。

ベトナムのオフショア開発企業の多くは、ソフトウェア開発を専門とする組織として、常に最新の技術トレンドを把握しながら、開発リソースを計画的に育成・確保しています。需要の高い技術領域については、在籍エンジニアに対して積極的な教育投資を行い、Salesforce(Apex・Visualforce等)に対応できるエンジニアを継続的に育成している点が特徴です。

そのため、ベトナムオフショア企業へ依頼することで、
・社内にSalesforceエンジニアがいない
・採用活動に時間やコストをかけられない
・早期にSalesforce開発、改修を進めたい
といった課題に対して、即戦力となる開発体制を比較的短期間で構築することが可能になります。

単なるコスト削減目的にとどまらず、開発スピードやリソースの柔軟性を確保する手段として、Salesforceのベトナムオフショア開発は、今や現実的かつ有効な選択肢となっているのです。

Salesforceの開発会社を選ぶ際の注意点

では実際に、Salesforceのオフショア開発会社はどのように選ぶべきでしょうか。
Salesforceは専門性が高く、開発会社によって対応力に大きな差が出やすい分野でもあります。
ここでは、ベトナムオフショアを含むSalesforce開発会社を選定する際に、特に注意して確認すべきポイントを解説します。

ポイント1:Salesforceパートナー認定・認定資格保有の有無

Salesforceの開発会社を選ぶ際は、まずその会社が「Salesforceコンサルティングパートナー」 または「AppExchangeパートナー」として公式に認定されているかを確認しましょう。

Salesforceコンサルティングパートナー:
Salesforce製品の導入支援やカスタマイズ、開発サービスを提供する企業

AppExchangeパートナー:
Salesforceプラットフォーム上でアプリケーションを開発し、AppExchangeを通じて提供する企業

これらのパートナーになるためには、Salesforce製品の活用実績や、複数のSalesforce認定資格の保有など、一定の参加要件を満たす必要があります。そのため、パートナー認定を受けていること自体が、Salesforceに関する基礎的な知識と開発実績を有している一つの指標となります。

また、会社としての認定有無だけでなく、在籍エンジニアがどのようなSalesforce認定資格を保有しているかも確認しておくと安心です。
Salesforce認定資格には、管理者向け・開発者向け・コンサルタント向けなど複数の種類があり、プロジェクト内容に応じたスキルレベルを見極めることが重要です。
資格の詳細はSalesforce公式サイトの資格一覧ページで確認できます。

ポイント2:Salesforceの開発実績とリソース体制の将来性

次に確認すべきなのが、Salesforce開発における実績内容と対応領域です。単に実績件数を見るだけでなく、以下のような観点でチェックしましょう。

・どの業界・業種のSalesforce開発を経験しているか
・自社が依頼したい開発内容と近い案件実績があるか
・標準機能だけでなく、カスタマイズや拡張開発の経験があるか

Salesforce開発には、Heroku、Lightning Component、Visualforce など、複数の技術要素が関わります。これらの技術をどの程度実務で使用してきたか、またSalesforce以外の技術と組み合わせた開発経験があるかを見ることで、対応力の幅を判断できます。

さらに、ベトナムオフショアの場合は将来的なリソース体制についても確認しておくことが重要です。具体的には、以下の点を事前に質問しておくと良いでしょう。

・Salesforceエンジニアの育成、採用を継続的に行っているか
・エンジニアの退職に備えた引き継ぎ体制や教育制度はあるか
・プロジェクト拡大時にも安定してリソースを追加できるか

ベトナムのIT業界は成長が著しい一方で、転職率が比較的高いという特徴もあります。そのため、一時的なリソース確保ではなく、中長期でSalesforce開発を任せられる体制かどうかを見極めることが、開発会社選定の重要なポイントとなります。

ポイント3:ラボ契約の場合はブリッジエンジニアの能力を重視する

ラボ契約でSalesforceのオフショア開発を行う場合、自社と開発チームをつなぐ役割を担うブリッジエンジニア(BrSE)の能力が、プロジェクトの成否を大きく左右します。

ブリッジエンジニアは、単なる通訳ではなく、要件整理・進行管理・品質コントロールを担うプロダクトマネージャー(PM)的な役割を果たします。そのため、以下の観点で事前にスキルや経験を確認することをおすすめします。

・日本語での円滑なコミュニケーションが可能か
・開発チームをマネジメントできる管理能力があるか
・Salesforceプロジェクトの実務経験があるか
・Salesforce認定アドミニストレーター等の資格を保有しているか(未保有の場合、取得意欲や学習体制があるか)

特にSalesforceは、業務要件の理解や仕様調整が重要なプラットフォームであるため、Salesforceに関する知識と日本企業とのコミュニケーション経験を併せ持つブリッジエンジニアの存在が、オフショア開発を成功させる鍵となります。
弊社モアアジアでは、不安を抱えているお客様に対してブリッジエンジニアの能力をご確認いただく、面談もご案内しております。

まとめ

本記事では、Salesforceのオフショア開発が増えている背景と、開発会社を選ぶ際の注意点について解説しました。

Salesforceは高い市場シェアと需要拡大を背景に、多くの企業で導入・活用が進んでいます。一方で、日本国内ではIT人材不足が深刻化しており、特にApexやVisualforceといった専門スキルを要するSalesforceエンジニアの確保は年々難しくなっています。
こうした課題に対し、ベトナムのオフショア開発会社ではSalesforce分野への教育投資や人材育成を積極的に行っており、安定した開発リソースを確保できる選択肢として注目されています。

弊社モアアジアでは、Salesforceコンサルティングパートナーとして正式認定を受けており、Salesforce認定資格を保有するエンジニアが多数在籍しています。
Salesforceの導入支援からカスタマイズ、オフショア開発の活用をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

[モアグループ Salesforce開発実績]
Salesforceを基盤としたSFAシステムの導入支援、テクニカルサポート
Salesforceを基盤とした工場向けフィールドサービス管理アプリケーションの開発
Salesforceを基盤とした勤怠管理システムの開発支援
Salesforceを基盤とした施術予約システムの開発

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