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Customer Stories株式会社チームスピリット 様

 

実装スピード・品質に申し分なし。オールモアアジアで不安を払拭してくれました

株式会社チームスピリット

サービスディベロップメントディビジョン
CREチーム

手島 健志 様

mtg

モアアジアは 2019年にSalesforceに関する開発リソースを積極的に拡大し始め、2021年にはSalesforceコンサルティングパートナーに正式認定されました。
今では多くのお客様に、当社のSalesforce開発をご利用いただいております。

今回は、既に1年以上ラボ型開発でのSalesforce開発をご継続いただいている、株式会社チームスピリットの手島 健志 様に、当社と一緒に取り組みをしてみたご感想を伺いました。

■株式会社チームスピリット

オフショア開発開始・モアアジア決定の背景

ー チームスピリット様でオフショア開発を始めることになったきっかけは何ですか?

私はチームスピリットに入社してから、CRE(テクニカルサポート)のマネージャーとして、もっとお客様からの問い合わせや要望に対して改善を行いたい!と思っていましたが、開発チームは優先度の高い法対応や新機能開発、不具合の改修が第一優先となり、そこまで手がまわせない状況でした。

当然と言えば当然ですが、「少しの改善で大きな価値を届けられる」と思うと何とかしたいと考えるようになり、前職でも活用していたベトナムオフショア開発を上長に提案しました。

チームスピリットでも以前、オフショア開発を検討してたみたいなので「オフショア?なにそれ?」にはならなくて、今回は私が責任持って対応すると約束したので「オフショア開発やろう!」になりました。

ー 手島さんは以前もベトナムオフショアをされていたんですね!

はい、前職でベトナムのオフショア開発を使って成功した経験があり、今回もそのノウハウを活かしたいと思いました。
オフショア開発先はやはり優秀な人材が多くいるベトナムがいいですね。

mtg

 

ー 以前は見送りとなったベトナムオフショア開発が実現したのは、やはりノウハウをもった手島さんの存在が大きいですか?

経験者がいるので「成功するかも」と思えて実現できたことは多少あると思いますが、それだけでは無いと思います。
「まずは開発箇所をTeamSpirit本体ではなく、独立した箇所に限定して開発させましょう」と、もし失敗しても被害が極力少ないように開発スコープを限定した提案も、実現できた要因だと思います。

法対応の開発といった背景理解が必要な機能や、核となる機能など、ハードルが高い機能ではなく、独立した部分の機能を依頼するなら、失敗するリスクも小さいですよね。

核部分以外のタスクから依頼するのは、オフショア開発を成功させるための方法のひとつだと思います。

ー そうなんです!独立した機能や、ラベル変更みたいな軽微な修正であれば、エンジニアも仕様理解の負担が少ないですし、社内とオフショアでうまく業務の分担ができますね。

それでは「オフショア開発をやる!」となってから、どのように会社を探されましたか?

ベトナムオフショアの5、6社様に声を掛けさせて頂き、各社の体制・コスト・実績などをヒアリングし、スコア化しました。

ー その中で当社に決定したのはスコアが良かったからでしょうか?

そうですね。どれも良い会社様でしたが、モアアジアさんは

  1. 既にSalesforceの部隊がある(さらにSalesforceコンサルティングパートナーである)
  2. 日本にオフィスがあり、日本人スタッフが常駐している
  3. 営業担当者が信頼できる
  4. 見積金額への納得感

といった点が大きなポイントアップとなり、決定に至りました。

さらに、会社としてSalesforce事業を拡大していく明確な意志があったことや、日本人デザイナーがいてくれた事も評価アップに繋がりました。

あとは拠点も重要視しました。
ベトナムで人材が集まる都市はハノイとホーチミンですが、ハノイが良かったです。 以前、「ハノイとホーチミンは同じくらい優秀な人材がいるが、ホーチミンの方がジョブホッピングが多いので、継続したラボチームを作るならハノイがよい」と聞いてたのと、過去のオフショア開発がハノイで良い人材ばかりだったので。

モアアジアさんはハノイ、ホーチミン、ダナンに拠点がありますが、ハノイにSalesforce開発部隊がいたので助かりました。

mtg

 

ベトナム人とのコミュニケーションについて

ー とはいえ、新しい会社との取り組みはご不安があったのではないですか?

私は過去にベトナムオフショア開発を経験しているのであまり不安要素は無かったですが、やはりチームをイチから立ち上げるのでメンバー全員が同じ方向を向いて、同じ目標に進んでくれるのかは不安でしたね。

しかし、モアアジアさんのメンバーは誠実に対応してくれて、「前から一緒に働いてたっけ?」って感じでスムーズにチームが稼働できました。

また、チーム稼働後に小さな問題は発生するものの、日本オフィススタッフに相談すると誠実かつ、迅速に対応してくれたのでとてもやりやすかったです。

ベトナムオフィス、日本オフィスとオールモアアジアで不安を払拭してくれましたね。

ー ご担当である手島さんが、ベトナム人との働き方を熟知していたからチームがスムーズに稼働できた面もあると思いますが、いかがでしょうか?

私がベトナム人との働き方に慣れていたのは大きいかもしれませんね。ベトナムオフショアでは、ベトナム人がどういう人たちか、どういう働き方をするのかさえ理解すれば円滑に進むと思います。

とにかくベトナム人には遠慮せず、はっきり指示しなくてはいけません。 日本人同士で仕事をする時は、多少遠慮しながら依頼をする事がありますが、それは不要だと思っています。

ー 確かに日本人とベトナム人では、コミュニケーションの仕方が異なりますね。
ベトナム人メンバーに直してほしいコミュニケーション上の問題はありますか?

これはベトナム人だからではなく、日本人も含めたエンジニア全員に対してですが、何か質問をする時は「自分なりの回答」を持つようにしてほしいですね。

例えば「この実装は正しくないと思いますが、どうしますか?」ではなくて、
「この実装は〇〇という理由で正しくないと思います。私たちは〇〇という方法で実装するべきだと考えますが、いかがですか?」
という感じで、常に提案や自分たちなりの考えを持って質問してほしいです。

ベトナム人に限った内容だと、たまに背景などを省略して話す事があるかなと思います。何回か「それってなんでだっけ?」を聞かないと理解できない場合がありますね。
私が一緒に仕事をしたベトナム人のみんなは優秀な大学を卒業している秀才ばかりなので、ベトナム人ではなく秀才の思考なのかもしれませんが。

ー 確かにベトナム人は文脈を省略して連絡する傾向がありますね。シンプルな質問に、日本人は面をくらってしまいそうです。どんな立場であれ、相手を考えたコミュニケーションは必要ですね。

ぜひモアアジアさんの内部で、日本人とのコミュニケーションや、仕事の仕方などの教育を進めてほしいです。

また、メンバーのコミュニケーションレベルやビジネススキルが上がったかどうか、数値的に可視化できるといいですね。メンバーの成長を数値で見られるようになれば、契約継続の判断材料になります。

とはいえ、モアアジアさんのBrSEの日本語能力自体は非常に高いです。一緒にやったブリッジエンジニア2名はまるで日本人と話してるみたいです。

mtg

 

ラボ型開発メンバーのスキルについて

ー BrSEの日本語能力はどれくらい重要視されてますか?

エンジニアと直接コミニケーション取れないので非常に重要視しております。

ー 当社もBrSEの日本語能力向上には非常に力をいれてます。BrSEには日々日本人社員から日本語の間違いをフィードバックをしたり、日本語教室を開催したりしています。

そうだったんですね。BrSEとの日本語の会話は非常にスムーズで、助かっています。

しいて言うなら、SE力がもっと備わってもらえれば鬼に金棒ですね。

Br“SE”ならば、SEの役割を果たせているか。コードが読めたり、何なら開発もできるとありがたいです。

エンジニアスキルではなくても、理解度を高めるために最低限開発に関連する資格を取得したり、要件に対してツールで簡単なUIデザインを作ってくれて会話ができるようになったりすると心強いです。

ー はい、そこは社内でも課題認識しております。BrSEのSE力も強化しようと、資格取得の奨励や社内勉強会開催に取り組んでいます。
日本語のコミュニケーションだけでなく、管理力や技術への見識で、ご満足いただけるよう努力します!

あー、ホントですか〜、楽しみです。BrSE力が高まるとラボチーム全体の力がアップすると思います。

ー 話は変わりまして、実際のコーディングなど、開発力という点で、エンジニアへの評価はいかがでしょうか?

実装スピードには申し分ないですし、品質に関しても社内のシニアエンジニアにソースレビューをお願いしたら、「キレイに書かれてますよ。文句ないですよ」と評価頂けたので満足しております。

Salesforce開発においてはSalesforce Platformも意識して開発しないといけません。
その事に関しても十分考慮して開発できてるので満足です。

ー では良い点ではなく、改善点はありますか?

ベトナムエンジニアのテスト品質を上げることですね。

ラボチームには優秀なテスターが参加しているので事前に不具合を検出してくれますが、ソースコードを解読している訳ではないので漏れてしまうケースもあります。だからこそ、ソースコードを書いたエンジニア自身で「このポイントは重点的にテストしないと」と自ら必要なテストケースを考え、実施する事を希望します。

ー テスターがいるからといって、エンジニアのテストが不十分であっていいはずがないので、改善していきます。ちなみに、テスター(QA)は優秀でしょうか?

はい。今参加しているテスターは日本語の読み書きができ、こちらが見つけられていなかった不具合を多く見つけてくれて、大変優秀です。ただ、これまでモアアジアさんのテスター数名と仕事をしてみましたが、スキルに個人差がありました。

テストにおいては「そのテストケースが書けるか書けないか?」が重要なので、それをQAメンバー全員ができ、みんなが同じレベルであると嬉しいですね。

ー なるほど。成果や評価の高いテスターの見識を、QAチームで横展開し、スキルを同じにしていけるようにしたいと思います。

この度はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました。

※インタビューの全文は、以下リンクのモアブログよりご確認できます。

なお、当社はチームスピリット様の開発パートナーだけではなく、TeamSpirit製品の販売パートナーとしての活動も開始しました。
開発経験があるからこそできる、カスタマイズの提案や導入・運用サポートを提供してまいります。